「こころのトレジャーハント」を全国へ──「中高生の悩みに寄り沿う」学生発カードゲーム展開へのヒントとは?【nayamii】

中高生の「悩み」をもっと自然に話し合えるきっかけをつくりたい。
そんな思いから学生団体 nayamii は、心理師監修のもとコミュニケーションカードゲーム「こころのトレジャーハント」を開発しました。

2025年5月には高校で初の授業を実施し、ゲームに参加した生徒にポジティブな変化も確認。さらに、一般社団法人化も視野に入れる中で、「どのように教育現場への導入を広げていくか」を、コンパスシェアのスポットコンサルで相談されました。

目次

教育現場に広げたい“こころのカードゲーム”――学生がスポットコンサルを活用した理由

御社の事業内容や会社が現在直面する状況について教えてください。 

nayamii は、中高生が自分の気持ちを言葉にしやすくなるよう、心理師監修のカードゲーム「こころのトレジャーハント」を開発しています。キャラクターと質問カードを用いて遊ぶことで、自然に悩みを共有できる点が特徴です。2025年5月には高校で初めて授業に導入され、参加した生徒からも前向きな反応が得られました。

今後は全国の学校での採用を目指していますが、導入の具体的な方法や教育現場での活用の広げ方はまだ模索中であり、外部の専門家や経験者からのアドバイスを受けながら展開を検討したいと考えています。 

そのような状況の中で、なぜ今回の1時間スポットコンサルを選ばれたのでしょうか?

教育カードゲームを全国の学校に広めたいと考える中で、導入方法や教育現場での活用の広がり方について自分たちだけでは悩んでいました。

そんな時にコンパスシェアを知り、「専門家の意見を聞いてみたい」「何かヒントを得られるかも」と思いました。
現状整理や課題の把握に加え、自分たちが考えている以外のカードの展開方法についても具体的にアドバイスがもらえたら、と期待して利用に至りました。 

「学校導入のリアル」――取り組みを広げるために必要だった視点

実際のWEB相談は、どのような流れで進められたのですか?

今回、心理師・教育分野に詳しいコンサルタントがアドバイスしてくださいました。

一般社団法人にも関わったご経験がある方で、運営にも詳しく、相談を通じて、現状の活動の強みや、カードゲームの魅力を最大化するために必要な導入ステップが整理されました。

また、学校側のニーズや現場での運用上の課題も具体的に指摘され、自分たちが想定していた以外の展開方法や活用シーンも見えてきたことが大きな収穫になりました。今後の展開に向けた優先課題が明確になった感覚があります。 

具体的に、担当コンサルタントからはどのようなアドバイスがありましたか? 

教育現場の実務経験や心理師との連携の知見を持つコンサルタントで、カードゲームを教育現場に広げる際の課題が明確になりました。

特に、「学校でどのように採用されやすいプログラムとして設計するか」という点が整理でき、新たな視点が広がりました。そのほか、「どのような教育現場に導入すると効果が高いか」「学校内で採用されやすいプログラム化のヒント」「現場での活用を促す仕組みづくりのポイント」など、具体的かつ実践的なアドバイスを提示いただきました。

今回の相談の結果として、どのような成果が得られたのでしょうか?

相談を通じて、教育現場に広げるための具体的なアクションが明確になりました。

特に、学校で採用されやすいプログラム化や現場での活用方法についてのアドバイスをいただき、次のステップに踏み出す方向性が見えてきました。

また、これまで想定していなかった「検定資格」や教育現場以外へのアプローチという新たな視点も得られ、中高生だけではなく、他の現場に導入しやすい仕組みも考えるきっかけになりました。

ただ、全国に広げていくには、マンパワーや資金も必要だという課題も明確になりました。そのため、団体のメンバーの専門性を生かしたり、補助金・助成金活用を検討したりして、今後の取り組みを前進させていきたいです。 

“悩みを言葉にする”仕組みをどう届ける?――コンサルタントの声から見えた次の一手

今回のスポットコンサルの効果について、どのようにお考えですか? 

コンパスシェアを通じて、実際に教育現場での経験や心理師との連携に知見を持つコンサルタントに直接相談できる貴重な機会をいただきました。

自分たちだけでは気づけなかった課題や、新しい視点のヒントを得られました。学校で採用されやすいプログラム化の工夫や、中高生だけでなく幅広い現場での導入方法など、実践的な視点を得られたことは大きな収穫です。

今後は、いただいたアドバイスを整理し、団体メンバーの強みや補助金・助成金の活用を考慮しながら、活動をさらに前進させていきたいと思います。 

本日は、nayamii 堀様に、コンパスシェアをご活用いただいたご感想についてお話を伺いました。堀様、誠にありがとうございました。 
今後のさらなるご発展を心より期待しております。

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