本日は、経営や事業の意思決定を担われている方、新規事業開発を担うメンバーの方、そしてチームのマネジメントをされている方に向けて、実際の現場で役立つヒントをお届けします。
「とりあえずやってみよう」だけが全てではない
「とりあえずやってみよう」でビジネスを進めた経験はありませんでしょうか?経営や事業を推進する立場の方にとっては、まずは行動してみることで道が開けることが多いです。
ただ、必ずしもすべてその方法だけでうまくいくとは限りません。
「とりあえずやってみよう」がうまくいかないケース
では「とりあえずやってみよう」では通用しないときとはどのような時でしょうか?以下のケースでは、一度立ち止まって「整理」の時間を作ることが大切かもしれません。
リソースが不足しているとき
「やるべきこと」が山積みになっている場合、まずは各施策の優先順位をつけることが重要です。
リソースが限られている場合、どの施策が短期的・長期的にビジネスに最も大きな影響を与えるかを見極めることが、成果を最大化するカギになります。
問題が複雑化しているとき
複数の課題が絡み合っている場合、全てを同時に解決するのは現実的ではありません。
こうした場合には、まず問題を細分化し、何が根本原因であるかを見極めたうえで、段階的に解決していくアプローチが求められます。
チームが迷走しているとき
目標や目的が不明確なまま行動を続けると、チーム全体の方向性がブレてしまうことがあります。
特に複数の部署が関わるプロジェクトの場合、各自の役割やゴールを再確認し、一つ一つの施策が全体戦略にどう寄与しているかを共有することが不可欠です。
「とりあえずやってみよう」を活かすために
「とりあえずやろう」は、組織やチームに対し素早い行動力やチャレンジ精神をもたらしやすい一方で、十分な計画・振り返りがないまま実行してしまうと混乱やコスト増につながりかねません。場面に応じた使い分けやフォローがあってこそ「とりあえずやろう」の恩恵を最大限に活かすことが可能となります。
状況に応じて、「とりあえずやってみる」のではなく、一度「整理」の時間を設けてみませんか?
もし、そうした整理が難しいと感じる場合は、コンパスシェアのコンサルタントにご相談ください。
業務フロー分析のノウハウ、戦略づくりのフレームワークなど、経営・事業に関する豊富な知見に基づいて、貴社にカスタマイズされた整理のアドバイスを得ることができます。